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遊行女婦
「遊行女婦〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
遊行女婦の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「万葉秀歌」より 著者:斎藤茂吉
の歌の「と」の用法につき、あられ松原と両方とも見れど飽きないと解く説もある。娘は
遊行女婦であったろうから、美しかったものであろう。初句の、「あられうつ」は、下の....
「木綿以前の事」より 著者:柳田国男
一処不住の漂泊生涯を意味していたことは、遊行上人などの例を比べてみてもよく判る。
遊行女婦だからいつでも田舎わたらいをしているのに、些しでも不審は無かったのである....
「特殊部落の成立沿革を略叙してその解放に及ぶ」より 著者:喜田貞吉
から起ったのでありまして、奈良朝頃の歌集の「万葉集」などを見ますと、遊女の事を「
遊行女婦」と書いて、それを「うかれめ」と読ましております。耕作をせぬ女が生活して....
「賤民概説」より 著者:喜田貞吉
こうなるのが順序であろう。遊女をウカレメというのも浮浪女の義で、「万葉集」には「
遊行女婦」と書いてある。大宰帥大伴旅人や、越中守大伴家持などと歌の贈答をしたとい....
「俗法師考」より 著者:喜田貞吉
た。すなわち文字の示すが如く浮かれ人である。これに対してウカレメを『万葉集』には
遊行女婦と書いてある。
遊行女婦は生きんがために媚を呈し、婬を鬻いだのであったが、....