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運良
「運良〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
運良の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「青春の逆説」より 著者:織田作之助
は俺の顔と答案用紙の番号を見較べた、と思った。途端に落第だと諦めた。 ところが
運良く合格した。つまり難なく中学生になったのである。すると、改めて坐尿のことが苦....
「蟹工船」より 著者:小林多喜二
の道具が、すっかり滅茶苦茶に壊されていたことが分った。監督だけは、何処にいたのか
運良く「こわされて」いなかった。 柔かい雨曇りだった。――前の日まで降っていた....
「雪の夜」より 著者:織田作之助
どん屋の娘やねん。女の方から言い出して、一緒に大阪の土地をはなれることになった。
運良く未だ手をつけていなかった無尽や保険の金が千円ばかりあった。掛けては置くもの....
「俳優への手紙」より 著者:三好十郎
えなれば、その余の事はどうでもよいと言う「お役者根性」になった者達がいる。そして
運良く、思いがけない金=月給にあり附いたもので、トタンにのぼせあがってしまって、....