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運試し
「運試し〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
運試しの前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「人外魔境」より 著者:小栗虫太郎
、寄ってくるというもんだ。で、大将にたいへんなお願いだがね、俺は、ここでいちばん
運試しをしようと思う。一番先にある運をつかまえてやろうと思うんだ」 「それには....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
噛《かじ》って江戸まで行けば、それから先はお膝元だ。どっちへころげるかがんりきの
運試し、兄貴、またあっちで会おう」 「江戸へ行って居所が知れたら、神田の明神様へ....
「世界怪談名作集」より 著者:岡本綺堂
に埋めていた。彼は賜暇を利用して外遊して、パリにたくさんある公営の賭博場へ行って
運試しをやろうと考えた。ところが、そんな面倒なことをするまでもなく、彼にとってい....
「ラプンツェル」より 著者:グリムヴィルヘルム・カール
を見た王子は、心の中で、「あれが梯子になって、人が登って行かれるなら、おれも一つ
運試しをやって見よう」と思って、その翌日、日が暮れかかった頃に、塔の下へ行って ....
「サレーダイン公爵の罪業」より 著者:チェスタートンギルバート・キース
悪くない俄か公爵の待遇に対する恋々たる執着心やら、悪漢に似つかわしい糞度胸のよい
運試し根性やら、剣術にかけての自信やらからして本当の事はまさか打ち明けないと安心....