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過ぎ物
「過ぎ物〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
過ぎ物の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
、あだやおろかの話じゃございません」 「何にしたって、こんな羽織は、この野郎には
過ぎ物だよ」 「そう、おっしゃられては二の句がつげませんが、実はごしんさま、なぐ....
「半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
して、きょうも相変らず小屋へ出て行きました」 「いい度胸だな。おめえの情婦にゃあ
過ぎ物だ」と、半七は苦笑いをした。「だが、正直に何もかもよく云ってくれた。おめえ....
「宮本武蔵」より 著者:吉川英治
二本差しているのだ。まだ、飲み逃げするほど落ちぶれちゃあいねえ。――酒の代にゃあ
過ぎ物だが、取っておけ、剰銭はくれてやるから」
投げた物が印籠とは見えな....