過冷[語句情報] » 過冷

「過冷〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

過冷の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
インドラの網」より 著者:宮沢賢治
つぶやくようにまた考えるようにしながら水際《みずぎわ》に立ちました。 (こいつは過冷却《かれいきゃく》の水だ。氷相当官《こおりそうとうかん》なのだ。)私はも一度....
凍雨と雨氷」より 著者:寺田寅彦
降水と言う。その中でも水蒸気が地上の物体に接触して生ずる露と霜と木花と、氷点下に過冷却された霧の滴が地物に触れて生ずる樹氷または「花ボロ」を除けば、あとは皆地上....
」より 著者:中谷宇吉郎
非常に小さい滴《しずく》が硝子板の上につく。ところが唾は氷点が低いと見えて暫くは過冷却の状態で液状の微滴のままになっている。そこで今一本のマッチの軸の頭を折った....
雪雑記」より 著者:中谷宇吉郎
滴《しずく》が硝子板の上につく。ところが唾は氷点が低いと見えて、暫《しばら》くは過冷却の状態で液状の微滴のままになっている。そこで今一本のマッチの軸の頭を折った....