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過飽和
「過飽和〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
過飽和の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「自然現象の予報」より 著者:寺田寅彦
この場合に単に温度を与えても各分子箇々の運動を予報すべくもあらず。 例えばまた
過飽和の状態にある溶液より結晶が析出する場合のごとき、これがいつ結晶を始め、また....
「塵埃と光」より 著者:寺田寅彦
のは色々ある。特に荷電されたガスのイオンのようなものでも湿気が充分多くていわゆる
過飽和度が高ければ、やはり凝縮を起す事が明らかになった。しかし実際の空気中ではそ....
「雪」より 著者:中谷宇吉郎
は、細塵と同様であるが、細塵よりも凝縮し難い。即ち水蒸気が細塵の場合よりももっと
過飽和の状態にある時にはじめて凝結の核となり得るものである。他の一つのイオンとい....
「比較科学論」より 著者:中谷宇吉郎
していたのである。 水蒸気で飽和した空気を、急激に膨脹させると、温度が下って、
過飽和の状態になる。このときに、空気中に芯になるものがあると、それに水蒸気が凝縮....