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道が開ける
「道が開ける〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
道が開けるの前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「右門捕物帖」より 著者:佐々木味津三
舟でした。 「来たな! 間が悪けりゃ朝までと思ったが、このぶんじゃとんとん拍子に
道が開けるかもしれねえや。さっそく一発おどしてやろうぜ……」 立ちあがったかと....
「千早館の迷路」より 著者:海野十三
られないんです。そうでしょう、島ですからね。当人にそれが島だと気がつけば、そこで
道が開けるんです。向いの壁へ渡っていけば、島を離れて本道へ出られるチャンスが開け....
「社会時評」より 著者:戸坂潤
もなって現われるから、ここに本当の「国家」(?)の使命たる世界の文化的共同体への
道が開けるわけで、もし、之を放っておいて「外交」とかいうものをやっていたのだとす....
「六月」より 著者:相馬泰三
度こそはいよいよ退社してしまう。なあに、いよいよ窮すればそこに必らずまた新らしい
道が開けるにきまっている。――」 こう言った。彼の話によると、彼の勤めている社....
「一商人として 」より 著者:相馬愛蔵
いよいよ明日は死地に赴くのかと感慨に耽る中にも、まだまだ最後ではない、何とか急に
道が開けるかもしれないという気がしていた。すると偶然そこへ中村弼氏が買物に見えた....
「贋物」より 著者:葛西善蔵
とのばかばかしさに腹が立つよりも、いつになったらその創作というものができて収入の
道が開けるのか、まるで雲を攫むようなことを言ってすましていられる兄の性格が、羨ま....