» 道を切

「道を切〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

道を切の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
生まれいずる悩み」より 著者:有島武郎
くれ。自分を誇大して取り返しのつかない死出の旅をしないでいてくれ。もし彼に独自の道を切り開いて行く天稟がないのなら、どうか正直な勤勉な凡人として一生を終わってく....
栃の実」より 著者:泉鏡花
熱い雲のみ往来して、田に立つ人の影もない。稲も、畠も、夥多しい洪水のあとである。道を切って、街道を横に瀬をつくる、流に迷って、根こそぎ倒れた並木の松を、丸木橋と....
大宇宙遠征隊」より 著者:海野十三
とんでいる。 隊の先頭には、嚮導艇ヨカゼ号が、只一つ勇敢にも、ぐんぐんと宇宙の道を切開いていく。この嚮導艇の艇長は、松宮一平といって、予備ではあるが、海軍の飛....
白妖」より 著者:大阪圭吉
この平均標高二千五百|呎の馬の背の尾根伝いに山地を買収して、近代的な明るい自動車道を切り開き、昔風に言えば関銭を取って自動車旅行者に明快雄大な風景を満喫させよう....
恨みの蠑螺」より 著者:岡本綺堂
瀬にかよう路々もおびただしい繁昌を見せていた。 その藤沢の宿の南側、ここから街道を切れて、石亀川の渡しを越えて片瀬へ出るのが、その当時の江の島参詣の路順である....
青春の逆説」より 著者:織田作之助
。だから、豹一ひとり知らず知らずそんな風になってしまったのである。いわば、独立の道を切りひらいたのである。 (少しも昇給しないのは侮辱されているようなものだ) ....
アッタレーア・プリンケプス」より 著者:ガールシンフセヴォロド・ミハイロヴィチ
もそうしてこのガラスぶたの下に居残ってなさるがいいわ。私はたとい一人でも、自分の道を切り開きますわ。私はこんな鉄格子やガラスごしにではなく、じかに青空と太陽が見....
皇帝の使者」より 著者:カフカフランツ
を知らぬ男だ。あるいは右腕、あるいは左腕と前にのばしながら、群集のあいだに自分の道を切り開いていった。抵抗する者がいると、彼は自分の胸を指さした。その胸の上には....
賤ヶ岳合戦」より 著者:菊池寛
第三軍(三万)を率いて安楽越よりして、伊勢に侵入した。この安楽越の時、滝川方で山道を切り崩して置いたので軍馬を通すのに難儀した。ある処では馬の爪半分ほどしか掛ら....
想像と装飾の美」より 著者:岸田劉生
だという結論だけを、ここに唯かきそえておこう。 尤も今日の日本画家の中に面白い道を切り開きそうになっている人が少しはある、まだいられるかもしれないが知らない。....
天馬」より 著者:金史良
中に乱倫の道に陥ち込んだ。だが彼女は己こそ真向から旧制度に反抗し新しい自由恋愛の道を切り拓く先駆者だと思い込み、次々と自分の方から男を作って行くのだった。玄竜も....
正義の国と人生」より 著者:桐生悠々
ことに気注いたならば、道を転ぜねばならない。転ずることができなかったならば、新に道を切り開くべく努力しなければならない。これを切り開くことができなければ、一足飛....
愛と認識との出発」より 著者:倉田百三
試練とにみちていた。そして自分は顧みてそれらの苦悩と試練との中から正しく生きゆく道を切り開いて、人間の霊魂のまさに赴くべき方向に進みつつあることを感じる。そして....
黄金虫」より 著者:佐々木直次郎
ターは主人の指図によって、途方もなく高い一本のゆりの木の根もとまで、我々のために道を切りひらきはじめた。そのゆりの木というのは八本から十本ばかりの樫《かし》の木....
惨事のあと」より 著者:素木しづ
なども、かれこれ七八里の山道を行かねばならないのであった。それに道もようやく、山道を切り開いた所や熊笹を刈ったあとの、とげ/\した荒れた道である。 楯井さんは....