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「道中奉行〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

道中奉行の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
三浦老人昔話」より 著者:岡本綺堂
きます。何のなにがしは御用道中で何月何日にはどこを通るということは、前以て江戸の道中奉行から東海道の宿々に達してありますから、ゆく先々ではその準備をして待ち受け....
夜明け前」より 著者:島崎藤村
」 七月の二十六日には、江戸からの御隠使が十二代将軍徳川|家慶の薨去を伝えた。道中奉行から、普請鳴り物類一切停止の触れも出た。この街道筋では中津川の祭礼のある....
夜明け前」より 著者:島崎藤村
、中三宿、下四宿から都合四、五人の総代を立て、御変革以来の地方の事情を江戸にある道中奉行所につぶさに上申し、東海道方面の例にならって、これはどうしても助郷の組織....
夜明け前」より 著者:島崎藤村
の動脈ともいうべき交通組織はまず変わりかけて行きつつあった。 江戸の方にあった道中奉行所の代わりに京都|駅逓司の設置、定助郷その他|種々な助郷名目の廃止なぞは....
夜明け前」より 著者:島崎藤村
送りも断わり、供も連れずであった。過ぐる年、彼が木曾十一宿総代の一人として江戸の道中奉行所から呼び出されたのは、あれは元治元年六月のことであったが、今度はあの時....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
有り、遠州雨の宮へ御きかんの便りに行くのだが、仕方がないから、これより引返して、道中奉行へ屋敷より掛合う故、それまでは御用物は問屋へ預け参るから大切にしろ』 と....