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道光
「道光〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
道光の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「十二支考」より 著者:南方熊楠
考を出し置いた。南宋の淳煕三年金国へ往った大使の紀行『北轅録』にも〈趙州に至る、
道光武廟を経て二石人あり、首路に横たわる、俗に伝う、光武河を渡らんと欲し、二人餉....
「宇宙の始まり」より 著者:アレニウススヴァンテ
とから見ても、彼の考察の行き届いていないことが分かるのである。また彼の考えでは黄
道光なるものは太陽のまわりに生じた薄い輪である。――すなわち、彼の考えによれば、....
「夜明け前」より 著者:島崎藤村
諸所の埠頭は随意に占領され、その上に背負い切れないほどの重い償金を取られ、シナの
道光時代の末のような姿になって、独立の体面はとても保たれなかったかもしれない。大....
「B教授の死」より 著者:寺田寅彦
る暗影を振り落とすためにアフリカに渡ってヘルワンの観測所の屋上で深夜にただ一人黄
道光の観測をしていた際など、思いもかけぬ砂漠の暗やみから自分を狙撃せんとするもの....
「新疆所感」より 著者:日野強
れを領有し、ますます辺境を開拓して、中国と相接し、また隔絶する所なきにいたれり。
道光の中葉以降、泰西各国の船舶、中国の近海に横行し、後、長江に闖入(ちんにゅう)....
「黒部川奥の山旅」より 著者:木暮理太郎
がらそっと天幕から這い出した。見ると、星影のうすれた狭い谷間の空を一道の白気が黄
道光の如く東から西へ流れている。雪渓の雪が先ず其光を吸って仄に輝き始める。何処か....