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「道六〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

道六の前後の文節・文章を表示しています。該当する9件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
街頭から見た新東京の裏面」より 著者:杉山萠円
い。 ひる間ならオッカーのスタイルや、井戸端ではない共用栓の会議ぶり、朝夕なら道六神や兄いの出這入り姿、子供の遊びぶりを見ると、すぐに江戸ッ子町なると感づかれ....
夜明け前」より 著者:島崎藤村
の谿谷の最も深いところには木曾福島の関所も隠れていた。 東山道とも言い、木曾街道六十九|次とも言った駅路の一部がここだ。この道は東は板橋を経て江戸に続き、西は....
蒲生氏郷」より 著者:幸田露伴
陥るのである。 明日は愈々《いよいよ》一揆勢との初手合せである。高清水へは田舎道六十里あるというのであるが、早朝に出立して攻掛かろう。若《も》し途中の様子、敵....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
始末におえないから、まあほうっておいて、気ままにさせるよりほかはないのです。 「道六や」 そこで代診の道六というのを膝近く呼び寄せて、留守中|万端《ばんたん》....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
、殿様、爺様、婆様、おびんずる様並みに、国公を呼ぶにも国公様を以てする――門弟の道六に対しても、子分のデモ倉、プロ亀らに対しても、お出入りの馬鹿囃子に対しても、....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
、この先生の生活の空虚を感じ出した最大の理由なのです。 長者町の本業を、高弟の道六に引渡して、身軽に旅に出て今日まで来たのはいいが、旅そのものを味わっていれば....
レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
っくいこうじ》を施して作られた。一メートルに二百フランとして、現今のパリーの下水道六十里は四千八百万フランを示している。 最初に指摘した経済上の進歩論のほかに....
釘抜藤吉捕物覚書」より 著者:林不忘
が悪いと気がつくや否や、大部分出来上った工事を中止させて、家の傍の小路端にあった道六神の石塔を、自身担いで来て、穴を塞ぎ、その上から土を被せてようやく安心したく....
仏教人生読本」より 著者:岡本かの子
われていた他の多くの思想宗教学派について非難攻撃をされました中に、苦行|外道(外道六師の中の一人、その名を阿耆多翅舎欽婆羅という)というのがあります。わざと襤褸....