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道南
「道南〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
道南の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
た。本州艦砲射撃の最初である。 ◯昨十四日は、二次のKB来襲。主として東北及北海
道南部。 ◯やはり昨日、森村義行君を玉川電車の一列行列の中に見出す。聞けば「焼け....
「みみずのたはこと」より 著者:徳冨健次郎
あったから、乞食の安さんは桜の花の頃に死んだものと見える。
安さんは大抵甲州街
道南裏の稲荷の宮に住んで居たそうだ。埋葬は高井戸でしたと云うが、如何な臨終であっ....
「函館の大火について」より 著者:寺田寅彦
当の日本海のまん中に来てその威力をたくましくしていた。そのために東北地方から北海
道南部は一般に南西がかった雪交じりの烈風が吹きつのり、函館では南々西秒速十余メー....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
録は、まず清の洪亮吉《こうりょうきつ》の『北江詩話』が一番だ。その巻四に趙州の師
道南は今望江の令たる師範の子で生まれて異才あり、三十歳ならずに死す、遺詩を『天愚....
「元八まん」より 著者:永井荷風
ベンチが二脚置いてある。また東の方へ曲る角に巡査派出所があって、「砂町海水浴場近
道南砂町青年団」というペンキ塗の榜示杭《ぼうじぐい》が立っていた。 わたくしが....
「望郷」より 著者:服部之総
勝《とかち》の農家に出稼ぎさせるような昨今の状況だという。松前方面をいれたこの「
道南」一帯は、徳川時代からのふるい植民地帯である。人文地理上東北と同じ地帯にいれ....