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「道志〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

道志の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
不尽の高根」より 著者:小島烏水
青く燃える。捨てられた鏡のような山中湖は、反射が強くて、ブリッキ色に固く光った。道志山脈、関東山脈の山々の衣紋は、隆として折目を正した。思いがけなく、落葉松の森....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
景信《かげのぶ》と陣馬《じんば》ヶ原《はら》の山々は、半ば雲霧に蔽《おお》われ、道志《どうし》、丹沢《たんざわ》の山々の峰と谷は、はっきりと見えて、洞然《どうぜ....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
その区別は苦にするほどのことではありません。 人跡《じんせき》の容易に到らない道志谷《どうしだに》を上って行くと、丹沢から焼山を経て赤石連山になって、その裏に....
獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
七十人(女七百七十八人)あり、網走は駅路の一つの町であったと書いてあります。北海道志廿五巻という本もあります。明治十七年頃そこには病院しかなかったとかいてありま....
野草雑記・野鳥雑記」より 著者:柳田国男
の連山がよく見えて、右の端は秩父の武甲山に大菩薩、一度|相模川の流路でたるんで、道志・丹沢から大山の尖った峰まで、雪が来たり雲がかかったり、四季時々の眺めには心....