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達摩
「達摩〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
達摩の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「真景累ヶ淵」より 著者:三遊亭円朝
墓参りをして出に掛ると、這入って来ました婦人は年の頃二十一二にもなりましょうか、
達摩返しと云う結髪《むすびがみ》で、一寸《ちょっと》いたした藍《あい》の万筋《ま....
「業平文治漂流奇談」より 著者:三遊亭円朝
いますので、此の湯へ日暮方になって毎日入湯に参りますのは、年のころ廿四五で、髪は
達摩返《だるまがえ》しに結いまして、藍《あい》の小弁慶の衣服《きもの》に八反《は....
「ドグラ・マグラ」より 著者:夢野久作
とは正反対側の、東側の赤煉瓦塀に向って演説をしているところで御座います。
「……
達摩は面壁九年にして、少林の熊耳と云われました。故に吾人は九年間面壁して弁論を練....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
日初めて出づる時男子を生んだので日初と名づけ、成長して太子に立てた。王第一の妃を
達摩と名づけたがこれも後に姙んだ。相師これを見て今度必ず男子が生まれる、それはき....
「風流仏」より 著者:幸田露伴
れければ、勤むるに追付く悪魔は無き道理、殊さら幼少より備っての稟賦、雪をまろめて
達摩を作り大根を斬りて鷽の形を写しゝにさえ、屡人を驚かせしに、修業の功を積し上、....
「日記」より 著者:宮本百合子
させられる。決して子供に限ったことではない。風邪を引く心配さえなければ、私も雪|
達摩《だるま》も作りたい。 一月三日 午後から千葉先生のところへ行く。中西屋で....
「我楽多玩具」より 著者:岡本綺堂
のは下等品としてあまり好まれませんでした。小さい者の玩具としては、犬張子、木兎、
達摩、鳩のたぐい、一々数え切れません、いずれも張子でした。 方々の縁日には玩具....
「秋の修善寺」より 著者:岡本綺堂
ラなるものは、どこへ廻っても余計に金の要ることと察せられた。店さきに張子の大きい
達摩を置いて、その片眼を白くしてあるのは、なにか願掛けでもしたのかと訊いたが、主....