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遠き
「遠き〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
遠きの前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「霊界通信 小桜姫物語」より 著者:浅野和三郎
面白くも、又おかしくもございますまいが、ただ其折弟橘姫様御自身の口づから漏された
遠き昔の思い出話――これはせめてその一端なりとここでお伝えして置きたいと存じます....
「霊訓」より 著者:浅野和三郎
魔軍の妨害は常に熾烈であると覚悟せねばならぬ。が、汝は須らく現代を超越し、目標を
遠き未来に置いて、勇往邁進せねばならぬ。 問『霊界の指導者はいかに選ばれるか?』....
「惜みなく愛は奪う」より 著者:有島武郎
の姿だろう。私は凡てを捨ててこの私に頼らねばならぬだろうか。私の過去には何十年の
遠きにわたる歴史がある。又私の身辺には有らゆる社会の活動と優れた人間とがある。大....
「戦争史大観」より 著者:石原莞爾
世界を一周し得ること。 右三条件はほとんど同速度を以て進みあるが如く、決して
遠き将来にあらざることを思わしむ。 一 天皇を中心と仰ぐ東亜連盟の基礎として、ま....
「式部小路」より 著者:泉鏡花
の幻の糸に似たらずや。繋げよ、玉の緒。勿断ちそ細布。 遠山と丹平は、長き廊下の
遠き方に、電燈の澄める影に、月夜に霞の漾うなかに、その三人の白衣の乙女。あわれ、....
「清心庵」より 著者:泉鏡花
け、袷短に草履|穿きたり。かくてわれ庵を出でしは、午の時過ぐる比なりき。 麓に
遠き市人は東雲よりするもあり。まだ夜明けざるに来るあり。芝茸、松茸、しめじ、松露....
「星女郎」より 著者:泉鏡花
筋に……蛙のごとき青田の上に……かなたこなた同じ雲の峰四つ五つ、近いのは城の櫓、
遠きは狼煙の余波に似て、ここにある身は紙鳶に乗って、雲の桟渡る心地す。 これか....
「広告」より 著者:伊丹万作
』の中から私によくわかる句を、もう少し捨い出して紹介しておく。 土手の木の根元に
遠き春の雲 松風や日々濃くなる松の影 あらましを閉せしのみの夕牡丹 夏草や野島ヶ....
「欧米各国 政教日記」より 著者:井上円了
。一変一動に際会するごとに、いまだかつてその国を思わざるはあらず。いわゆる江湖の
遠きにおりて、その国を憂うるものなり。この憂国の情、鬱々として胸襟の間に積滞し、....
「妖怪学」より 著者:井上円了
リの五種の場所、わが記憶中にありて存するものと仮定するに、ヘとリとはその距離最も
遠きも、トハチの記憶眠息して、その間に距離を対較すべきものを見ざるときは、この二....
「妖怪談」より 著者:井上円了
し去るものであります。なんによらず、静かなるときはかすかなる力も大なるがごとく、
遠き所のものも近きがごとく感ずるものは、他の騒然たる障害のために覆われておったも....
「松の操美人の生埋」より 著者:宇田川文海
著わすを見て常に其の識見の高きを感ずれども、然れども尚其の筆を下すや文に近く語に
遠きを恨みとなす、維新以降文章頗る体裁を改め、新聞雑誌の世に行わるゝや、文明の魁....
「今昔ばなし抱合兵団」より 著者:海野十三
いですね。そんなまどろこしいことをいわないで、早く教えてください、一体われわれが
遠き未来において、どんな生活をするかを……」 「云わないといったが最後、この金博....
「東京要塞」より 著者:海野十三
建物も、がーんばりばりと大空に吹きあげられてしまったから。 東京市民は、近きも
遠きも、この時ならぬ空爆に屋外にとびだして、曇った雪空に何十丈ともしれぬ真黒な煙....
「茶の本」より 著者:岡倉覚三
君についてこれまで、想像したり書いたりしたことがすっかりおわかりになれば。すべて
遠きものをば美しと見、不思議に対して知らず知らず感服し、新しい不分明なものに対し....