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遠賀川
「遠賀川〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
遠賀川の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「新版 放浪記」より 著者:林芙美子
寸《ちょっと》高く振りかざせば人が驚くし、町の連鎖劇は無料でみられるし、月の出た
遠賀川のほとりを、私はこのひろちゃんたちの話を聞きながら帰ったものだった。――そ....
「骸骨の黒穂」より 著者:夢野久作
話……。 煤煙に蔽われた直方の南の町外れに、一軒の居酒屋が在った。周囲は毎年、
遠賀川の浸水区域になる田圃と、野菜畑の中を、南の方飯塚に通ずる低い堤防じみた街道....
「白くれない」より 著者:夢野久作
と英彦山に紛れ入り、六十六部に身を扮装して直江志津の一刀を錫杖に仕込み、田川より
遠賀川沿ひに道を綾取り、福丸といふ処より四里ばかり、三坂峠を越えて青柳の宿に出で....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
がいない」 と、それまでは用心ぶかく河口に船体を隠していた数十そうが、いちどに
遠賀川の水面にみなその船影をあらわした。そして、えいえいと、川すじを深くのぼって....