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遣い手
「遣い手〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
遣い手の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「旗本退屈男」より 著者:佐々木味津三
「なるほどなるほど、何の町道場じゃ」 「槍でござんす。何でも上方じゃ一二を争う
遣い手だったとか評判の、釜淵番五郎という名前からして気に入らねえ野郎ですがね。そ....
「敵討札所の霊験」より 著者:三遊亭円朝
は貴様の女房……二人が剣術も知らずに無暗に敵を討とうと思っても、水司又市は中々の
遣い手だから容易に討てやせぬ、手前も仔細有って其の水司又市に逢わんければ成らぬ事....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
助とやらは稀代《きだい》の遣《つか》い手《て》である、ほとんど今の世に幾人とない
遣い手である様子じゃ」 「そのことは心得ておりまする、憎むべき敵《かたき》なれど....
「丹下左膳」より 著者:林不忘
ってゆく。
だが! この美男のべに絵売り!
一朝、つるぎを抜いては神変夢想の
遣い手、しかも日中しょい歩く絵箱の中に関の孫六の稀作、夜泣きの刀の片割れ陣太刀づ....