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遣り損ない
「遣り損ない〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
遣り損ないの前後の文節・文章を表示しています。該当する2件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「十二支考」より 著者:南方熊楠
何の恐るるところなく進み出て、これを静むる事百に一を失わなんだが、死する前に一回
遣り損ない指を噛まれた。この痴人年老いて馬を制する力衰えたのか、馬の素質に種々あ....
「それから」より 著者:夏目漱石
はないと自覚している。兄にはその辺の消息がよく解《わか》っている。だからこの手で
遣り損ないでもしようものなら、生涯自分の価値を落す事になる。と気が付いていた。 ....