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遣り放し
「遣り放し〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
遣り放しの前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「ヰタ・セクスアリス」より 著者:森鴎外
んな事をして遊ぶのである。 裔一は小さい道徳家である。埴生と話をするには、僕は
遣り放しで、少しも自分を拘束するようなことは無かったのだが、裔一と何か話していて....
「薄紅梅」より 著者:泉鏡花
名のみの、炬燵の藻抜け、吸殻ばかりで、火の気もない。 右手の一方は甥の若いのが
遣り放し、散らかし放題だが、まだその方へ入ってくれればよかったものをと、さながら....
「式部小路」より 著者:泉鏡花
、横町の角まで出ていた処を、私に会ったと云うんでがしょう。さあ、気になる。私一向
遣り放しで、もの事を苦にはせんから、虫が知らせたというようなわけではない。 が....