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適性
「適性〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
適性の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「作家の像」より 著者:太宰治
いい事と言ってはならぬ事との区別が、この作家に、よくわからないのである。「道徳の
適性」とでもいうべきものが、未だに呑み込めて居ない様子なのである。言いたい事は、....
「次郎物語」より 著者:下村湖人
の品定めをきいてあるいていたが、昼休みの時間には、もう校友会事務室の黒板に「教員
適性審査採点表」というのを書きあげていた。校友会事務室は、生徒控所の横の小さな室....
「純粋経済学要論」より 著者:手塚寿郎
た如くではない。人はただに生理的に分業に適するのみならず、また後に見る如く、この
適性は人間の生存と生計とに必要な条件である。すべての人の運命は、欲望の充足の観点....
「スポーツの美的要素」より 著者:中井正一
のがある。 筋肉が、筋肉自らの行為をその内面の神経をもって評価し、そこに深い快
適性をもって端的なる反省を為すこと、ここに「自然の技巧」への真に純粋なる直感があ....
「城」より 著者:カフカフランツ
の子はほんの臨時に女給になっているだけですし、あそこで引きつづき使われるに必要な
適性というものをたしかにもっていません。あそこのご亭主があの子とどんなふうに話す....
「戦争史大観」より 著者:石原莞爾
い。中等学校以上は全廃、今日の青少年義勇軍に準ずる訓練を全国民に加え、そのうち、
適性のものに高度な教育を施し、合理的に国民の職業を分配すべく、教育と実務の間に完....