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適材適所
「適材適所〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
適材適所の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「浴槽の花嫁」より 著者:牧逸馬
して、警察界における今日の地位に達したのだが、実際彼がスミス事件を手がけたのは、
適材適所であった。僕はあれで自分の根気を試しただけのことだと、後年彼は人に語って....
「寄席と芝居と」より 著者:岡本綺堂
て置いたのであろう。 舞台の成績が春木座の比でないことは云うまでもない。配役も
適材適所である。八百蔵はむしろ平左衛門に廻るべきであったが、配役の都合で源次郎に....
「現代忍術伝」より 著者:坂口安吾
ことを使命とするぞ。心身ともに筋金の通らん奴は平和日本の害虫であるぞ」 「エエ、
適材適所と申しまして、害虫も使いようでざんす」 とサルトルがとりなした。 「ア....
「街はふるさと」より 著者:坂口安吾
は、もってのほかよ。あなたのような仙人は、そろそろ男の口にはいらないから、これが
適材適所なのよ」 「ぼくの方が
適材適所さ」 こう呟く声にふりむくと、いつのまに....
「私の小売商道」より 著者:相馬愛蔵
常に出来のよいものと悪いものとがあるが、これも本人の天性だから仕方がないが、各々
適材適所に振り向けて仕事のやりよいようにせねばならぬ。それに仕事の非常に出来る何....
「俳優倫理」より 著者:岸田国士
に廻る。それが新劇では一応無理なく納っています。所謂スターシステムの弊害を認め、
適材適所の原則が配役の根本であることを認めたからです。この役の軽重という問題を、....
「料理する心」より 著者:北大路魯山人
は、趣味の偏食でありまして、完全料理とは申し難いのではないかと思います。分相応、
適材適所を常識として、料理と食器を工夫しますことは、充分研究してよいことであると....