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適法
「適法〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
適法の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「ある抗議書」より 著者:菊池寛
ての学説はどうか知りませんが、私達の復讐心が、国家の刑罰機関の活動に依り、正当に
適法に充たされることだと信頼して居た私達良民の期待は、全く裏切られてしまいました....
「暗黒公使」より 著者:夢野久作
のではありません。日本を不利の地位に陥れむとするウオル街の全権代表者より個人的に
適法の手続を以て小生の手に渡り、合法的に小生の所有となったものでありますから、仮....
「それに偽りがないならば」より 著者:宮本百合子
ずじまいだった検事団は、この日の公判廷では、へき頭、勝田主任検事が立って、公訴の
適法であることを強調し「もしこの発言にかかわらず前回の如きことが行われる場合は、....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
、ちょうさんの罪なることは、まさにこの刑罰を受くるに価すべくして、免るべからざる
適法の運命でもあるかの如く、先入的に通行人の頭を不承せしめて、是非なし、是非なし....
「夢殿殺人事件」より 著者:小栗虫太郎
血伝説を信じているように、貴方がたも大変な誤ちを冒そうとして居ります。それこそ、
適法の殺人者ですわ」 「それが、証拠の虚実を決定するものだとすれば……、一向構わ....
「穂高岳槍ヶ岳縦走記」より 著者:鵜殿正雄
て、備品として置かれたもの、今後この小屋で休泊するものは、大いに便利だろう、何か
適法を設け、各処の小屋の修理や食器等の備え付をしたいものだ。此処で残飯を平らげ、....
「エリザベスとエセックス」より 著者:片岡鉄兵
の徴収が必要で、それも「大々的の速度をもって、しかして、考えらるる限りのあらゆる
適法名目のもとに徴収すべし。いかなる名目が
適法なるかを調査するために、理論家の委....
「空中征服」より 著者:賀川豊彦
人に悪口を言われて、勉強が出来なくって、役にも立たぬ古い古い法律をひねくり返して
適法的行動とか何とかやかましく言っているが、結局はそれも空の空である。発明もなけ....