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遮断機
「遮断機〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
遮断機の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「白妖」より 著者:大阪圭吉
電燈の明るくともった小さな白塗のモダーンな停車場の前には、鉄道の踏切みたいな
遮断機が、関所のように道路を断ち切っている。 その道の真中に二人の男が立って、....
「大宇宙遠征隊」より 著者:海野十三
乗物の出入口を全部閉めたらひとりでに飛出してしまったのだ」 「ああ、それでは引力
遮断機が働いてしまったのだ……。何も私たちはあの二少年をひどい眼には合わせません....
「幾度目かの最期」より 著者:久坂葉子
でしょう。洩らしたのでしょう。彼の幸せに、彼の未来に、罪深いとるにたらない私が、
遮断機をおろすことになるんです。私達は、喫茶店を出ました。私の荷物、つまり原稿と....
「四つの都」より 著者:織田作之助
丈夫や思いますけど、神戸の工場へ軍医殿がおいでやすのは嬉しいであります」 踏切の
遮断機が降りたので、二人は立ち止って待つ。 上りの汽車が行ってしまう。 と、踏切....