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遮那仏
「遮那仏〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
遮那仏の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「猿飛佐助」より 著者:織田作之助
あるとは、知らぬが仏の奈良の都へ、一足飛びに飛んだ佐助は、その夜は大仏殿の大毘盧
遮那仏の掌の上で夜を明かした。 「天下広しといえども、大仏の掌で夜を明かしたのは....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
の仁王が、それだけを持出せば絶倫の大きさのものなのですが、なにしろ大仏の本尊の盧
遮那仏《るしゃなぶつ》が、五丈三尺という日本一の大きさを誇っている、その前ですか....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
ていた。――亀山、嵐山、大堰川をとりいれて、――その中心に祇園精舎にならった毘盧
遮那仏の本堂をすえ、塔、楼閣、講堂、山門、七十七の寮舎、八十四|間の外廊、鐘楼、....
「随筆 新平家」より 著者:吉川英治
それだけでもない気がして、ひそかにここでも一句をひそむ。 濁世にやおん汗ばみの廬
遮那仏 たそがれ近く、京都へ入った足で、桂離宮を拝観する。茶家遠州の細心も、二....
「四つの都」より 著者:織田作之助
ようと思うんです、今度の仕事の事で」 一四 東大寺大仏殿。 五丈三尺五寸の大毘盧
遮那仏。 庄平大仏を見上げている。眼鏡をとって再び見上げる。 一五 大仏殿の附近....