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遷る
「遷る〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
遷るの前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「近時政論考」より 著者:陸羯南
期成同盟会なるものは成立せり。この同盟会なるものはすなわち第二期政論より第三期に
遷るの連鎖にして、なお第一期の後における民選議院建白とほとんど同一の効力ありき。....
「渋江抽斎」より 著者:森鴎外
とを令した。勘定奉行|平川半治はこの議に与らなかった。平川は後に藩士が悉く津軽に
遷るに及んで、独り永の暇を願って、深川に米店を開いた人である。 抽斎が本所二つ....
「みちの記」より 著者:森鴎外
などいえど、それも山田へとてにはあらざるべし。きょう今までの座敷より本店のかたへ
遷る。ここは農夫の客に占められたりしがようやく明きしなり。隣の間に鬚美しき男あり....
「雁」より 著者:森鴎外
注すると、実際不可能な事はなくなるかも知れない。 とにかく学校が下谷から本郷に
遷る頃には、もう末造は小使ではなかった。しかしその頃|池の端へ越して来た末造の家....
「俗法師考」より 著者:喜田貞吉
る。乞食するにしても午前にのみ限られ、寂静の地に修禅するにしても、指定以外の地に
遷ることができず、しかもそれらの場合においても、三綱の連署をもって特に許可を得な....