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「遷宮〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

遷宮の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
神社合祀に関する意見」より 著者:南方熊楠
君を守《も》る心くもらぬ三熊野の月 また後鳥羽上皇は、本宮焼けてのちの歳の内に遷宮《せんぐう》侍りしに参りあいたまいて、 『熊野略記』 契りあらば嬉しくか....
夜明け前」より 著者:島崎藤村
満、賀茂真淵、本居宣長、平田篤胤、それらの国学四大人の御霊代を安置する空前の勧請遷宮式が山吹村の条山で行なわれることになって、すでにその日取りまで定まったからで....
丹下左膳」より 著者:林不忘
に取りかかったのが十一年の秋。約一年半で、工事を終わった。その間に仮殿をつくり、遷宮をして、それから本殿の古い建物を壊し、そこへ新築したのだから、一年半でこれら....
宮本武蔵」より 著者:吉川英治
を、時の権力や貧苦とたたかい、諸人を説きあるいて、やっと明応の六年ころ、仮宮の御遷宮をすることができたというのです。――ずいぶん呆れるじゃありませんか。――だけ....
木綿以前の事」より 著者:柳田国男
を得ていない。家は平均二十年に一度ずつ、焼けて新しいものを要することは、まるで御遷宮の通りである。腐敗して不用となる養分、無価値にしてから使用するというようなも....
日本の伝説」より 著者:柳田国男
持って、蛇をうってその左の目を傷つけたら、蛇は隠れ去り、神輿は事故なく動いて、御遷宮をすませました。ところがその城の工事のまだ終らぬうちに、大阪に戦が起って、六....