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「選一〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

選一の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
人間失格」より 著者:太宰治
《あじわ》い、そうして言い知れぬ恐怖感にもだえるのでした。つまり、自分には、二者選一の力さえ無かったのです。これが、後年に到り、いよいよ自分の所謂「恥の多い生涯....
夜の靴」より 著者:横光利一
ざれど、という馬祖はもうこれから脱け出ている。しかし、私はこの幻影を信じる。二者選一の場合に於ても、つねに私は自分の排する方に心をひかれる小説家だった。たしかに....
万葉秀歌」より 著者:斎藤茂吉
る。ゆえに専門家的に漸く標準を高めて行き、読者諸氏は本書から自由に三百首選二百首選一百首選|乃至五十首選をも作ることが出来る。それだけの余裕を私は本書のなかに保....
私の履歴書」より 著者:浅沼稲次郎
衆議院は十回立候補して二回落選、東京市会議員は四回立候補して二回当選、都会議員当選一回というわけで、立候補十五回の当選十回は必ずしも悪い率ではないと思っている。....