選挙人[語句情報] »
選挙人
「選挙人〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
選挙人の前後の文節・文章を表示しています。該当する10件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「近時政論考」より 著者:陸羯南
供せんと欲するのみ。その選出議員が実地の問題に遭いて生平の持説に背くことなきか、
選挙人たる者、沿革変遷の上より今日世に存する政論の種類を考え、もって選出議員の言....
「労働者農民の国家とブルジョア地主の国家」より 著者:宮本百合子
あった。十四名の中、三名は婦人であった。 ここには又、その承認を得るために、
選挙人に示されている、公認共産党員の、単に過半数だけを挙げた公の表があった。それ....
「春遠し」より 著者:宮本百合子
ために、四月十日は休日になった。それほど大切な投票であるのに、全国で十四万人余の
選挙人名簿記載洩れが生じた。新聞は、婦人参政権のために、殆ど一生を費して来た市川....
「世界の一環としての日本」より 著者:戸坂潤
選挙」というパンフレットを発行し、之を全国三百万の在郷軍人に配布したのである。被
選挙人としては自由主義者を排し、国防強化主義の人物を選び、以て反軍策動を撃滅せよ....
「鏡心灯語 抄」より 著者:与謝野晶子
寄生虫であると思っている。候補者としてこの際立った党人はあらゆる苦肉の計を用いて
選挙人の良心と理性とを攪乱し誘惑しようと試みるであろう。明治の
選挙人と大正の選挙....
「ジャン・クリストフ」より 著者:豊島与志雄
未来の大利害は現在の利己主義にささげられていた。彼らは軍隊の減員を行なっていた。
選挙人の意を迎えるためには祖国の四|肢《し》を断つかもしれなかった。彼らに欠けて....
「ジャン・クリストフ」より 著者:豊島与志雄
た。 「やってごらんなさい!……いわゆる神聖なる社会党が、四十万の党員と三百万の
選挙人とを有して控えていながら、あなたたちは、皇帝に口輪をはめて束縛を脱するだけ....
「レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
・フィリップ王の世に、彼は地方の有力で富裕な堂々たる代言人となっており、また賢い
選挙人、いたって厳格な陪審員となっていた。けれど相変わらず道楽者であった。
フ....
「レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
、次のように書かれていた。
サン・ドゥニ街にてフェール街の角、小間物貿易商、
選挙人パブールジォー殿
ここにあえて一書を呈して、フランス座へ戯曲一篇を送り....
「鴎外の思い出」より 著者:小金井喜美子
事、くれぐれ御案じ上候。猶ほあなた様方も御留守|者嘸々御配意と存じ申候。学士院之
選挙人と申候。いかゞ相成候哉と存候。此方よりは出し置候事候。先は右一応之御礼迄申....