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選挙権
「選挙権〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
選挙権の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「近時政論考」より 著者:陸羯南
らざらんや。吾輩はあえて議員諸氏に向かいてこの編を草するにあらず、世の良民にして
選挙権を有し読書講究の暇なき者のためいささか参考の資に供せんと欲するのみ。その選....
「夜明け前」より 著者:島崎藤村
を入るる事。第二、法律を改正し、法廷用語は日英両国の国語となす事。第三、外国人に
選挙権を与うる事。これほどの譲歩をしてまでも諸外国公使の同意を得ようとした当局者....
「パンドラの匣」より 著者:太宰治
のです。」 「しかし、多少は知っていなくちゃいけないね。これから、若い人みんなに
選挙権も被
選挙権も与えられるそうだから。」と越後は、一座の長老らしく落ちつき払っ....
「十五年間」より 著者:太宰治
のです。」 「しかし、多少は知っていなくちゃいけないね。これから、若い人みんなに
選挙権も被
選挙権も与えられるそうだから。」と越後は、一座の長老らしく落ちつき払っ....
「春の枯葉」より 著者:太宰治
ンフレーション。政治と経済。闇。国民相互の信頼。道徳。文化。デモクラシー。議会。
選挙権。愛。師弟。ヨイコ。良心。学問。勉強と農耕。海の幸。」 等である。 幕あく....
「みみずのたはこと」より 著者:徳冨健次郎
、実際神は一大農夫で、百姓は其|型を無意識にやって居るのである。
衆議院議員の
選挙権位は有って居る家の息子や主人が掃除に行く。東京を笠に被て、二百万の御威光で....
「二十五年間の文人の社会的地位の進歩」より 著者:内田魯庵
学を以て生活出来ると思わなかった。文人が公民権が無くとも、代議士は愚か区会議員の
選挙権が無くとも、社会的には公人と看做されないで親族の寄合いに一人前の待遇を受け....
「ジャン・クリストフ」より 著者:豊島与志雄
に、いかさま政治家の口上になお耳を貸していた。しかし今ではもう構いつけはしない。
選挙権を行使しない者が幾百万あるかわからない。各政党がいかほどたがいに頭をなぐり....
「ジャン・クリストフ」より 著者:豊島与志雄
していた。彼らはいつも政治の圏外に立っていた。オリヴィエは多少恥じらいながらも、
選挙権を行使した記憶がないことを告白した。十年この方彼は、区役所に名前の登録さえ....
「選挙殺人事件」より 著者:坂口安吾
。だいたいパンパンというものは移動がはげしいし、転出証明もない者が多く、たいがい
選挙権を持たない連中だ。
選挙権があったにしても、わざわざ投票にくる筈はないじゃな....
「政治に関する随想」より 著者:伊丹万作
私は生れてからこのかた、まだ一度も国民として
選挙権を行使したことがない。 私はそれを自慢するのではない。むしろ一つの怠慢だ....
「アラメダより」より 著者:沖野岩三郎
の顔が楽しそうに労働問題の話をきいている。 この市民権をもつ子供たちが成長して
選挙権をもつ頃、排日問題は自然に解決出来るであろう。気長く其の時を待つことだ。現....
「少年連盟」より 著者:佐藤紅緑
ン――三点。ゴルドン――一点。 富士男は最大多数であった。ゴルドンとドノバンは
選挙権をすて富士男はゴルドンに投票し、ウエップ、グロース、イルコックはドノバンに....
「欧米各国 政教日記」より 著者:井上円了
るや。僧答えて曰く、教正は上院に列席することを得といえども、一寺の住職たるものは
選挙権を有して被
選挙権を有せず。他日、非国教宗の僧侶に面し問うて曰く、非国教宗の....
「南半球五万哩」より 著者:井上円了
シドニー大学の女学生はややこれに倍すとは驚かざるを得ず。豪州は婦人まで男子同様に
選挙権を有するだけありて、婦人の活動せるは格別なり。ただし、実際の勢力は米国のご....