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選考
「選考〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
選考の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「思想と風俗」より 著者:戸坂潤
まりに当り前のことで、今更出かしたとも有難いとも感じない位いだ。これは司法大臣が
選考し直されても、警保局長が休職更迭になっても、大丈夫出来ることだからだ。この妖....
「私の小売商道」より 著者:相馬愛蔵
そうしてこれを育てて行くのだ。まず百人くらいの志望者が集って来るが、これを厳密に
選考する。学科、体格の試験はもちろんだけれども正直試験といって、家庭の事情、本人....
「明日は天気になれ」より 著者:坂口安吾
半死半生のミソギを終えて直行したのが効果があったのかも知れない。 今期の芥川賞
選考委員会に、二つの放送局から録音の申込みがあったそうだ。芥川賞の審査内容を具体....
「九条武子」より 著者:長谷川時雨
内閣の要職にある人々が、鏡如様(光瑞師)の御意見を、伺い出ますと、 「お前たちが
選考して好《よろ》しい。己《おれ》には今、これという心当りがない」と、一任すると....
「鉄の規律」より 著者:平林初之輔
て、それを本部へ報告すれば諸君の任務は終わるのだ。直接実行にあたる者は本部の方で
選考することになっている。僕の任務は、このことを諸君に報告すれば終わるのだ」 ....
「私の履歴書」より 著者:浅沼稲次郎
無産党時代ずっと組織部長をしていたから全国の同志を知っているだろう。新党発起人の
選考をやってくれ』と頼まれ、焼け残った書類を探しだして名簿を作成した。その名簿に....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
安穏はないと、密議一決しているというのであった。 そのため、上洛軍の兵員や将の
選考も着々進められている由、その奇襲に驚くことなきよう、機先を制して、対処の策を....