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選集
「選集〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
選集の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「如是我聞」より 著者:太宰治
何を誇っているのか。その「老大家」は、たいへん男振りが自慢らしく、いつかその人の
選集を開いてみたら、ものの見事に横顔のお写真、しかもいささかも照れていない。まる....
「海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
栗未亡人に手紙にて知らせたり。 ◯今日の速達便にて、又々白亜書房なるもの探偵小説
選集を出すとかとて、参集方を頼み来たる。姫田余四郎氏の名にてなり。もちろん私は病....
「自叙伝」より 著者:大杉栄
、仏人教師のジャクレエの心配で、卒業の時には本科卒業として出すという約束で全科目
選集の選科生として、二年へ進級したが、その二年ももとより大したことではなかった。....
「斜陽」より 著者:太宰治
、こないだお二階の直治の部屋から持って来たものだが、その時、これと一緒に、レニン
選集、それからカウツキイの「社会革命」なども無断で拝借して来て、隣りの間の私の机....
「読書法」より 著者:戸坂潤
17 小倉金之助著『科学的精神と数学教育』 小倉金之助博士が二十余年間に渡って
選集した評論集であり、序篇の五篇は比較的旧いもの、本篇の十二篇は比較的新しいもの....
「惜別」より 著者:太宰治
憎悪されるところの文章を書きつづけるのである。」 後に日本に於いて、魯迅先生の
選集の出版せられるに当り、日本の選者は先生に向って、どの作品を選んだらよいかと問....
「辞典」より 著者:戸坂潤
、遺稿三巻)(一八三四―五年)。メディクス(F. Medicus)の編纂にかかる
選集(六巻)(一九〇八―一二年)がある。 参考文献――Hase, K., 〔T....
「現代日本の思想対立」より 著者:戸坂潤
めとして、J・フリードマン編集になる『社会主義と文化』叢書が発行され、ディドロー
選集やエルヴェシウス研究が出版される予定である。フランスではマルクス主義哲学の古....
「万葉秀歌」より 著者:斎藤茂吉
もあり、一々注釈書に当ってそれを読破しようというのは並大抵のことではない。そこで
選集を作って歌に親しむということも一つの方法だから本書はその方法を採った。選ぶ態....
「『井伏鱒二選集』後記」より 著者:太宰治
の読書は、ほとんど井伏さんの著書に限られていた。筑摩書房の古田氏から、井伏さんの
選集を編むことを頼まれていたからでもあったのだが、しかし、また、このような機会を....
「稽古場にて」より 著者:岸田国士
者にも申訳ないような杜撰なレジーしかできなかった。完全な訳を是非白水社版世界戯曲
選集について参照されたい。....
「江戸芸術論」より 著者:永井荷風
》あり。後年《こうねん》四方赤良の一派狂歌の再興を企つるや元禄前後における先人の
選集中永く狂歌の模範とすべき吟咏は大抵再選してこれを『万載集《まんざいしゅう》』....
「かもめ」より 著者:神西清
。やむを得ません。中編ものを一つ急いで書きあげなければならんし、ほかにまだ、ある
選集にも何かやる約束になっているので、一口で言えば――相も変らず、ですよ。 彼ら....
「ベートーヴェンの生涯」より 著者:片山敏彦
avoine ジャン・シャンタヴォワーヌの序文および注を付してベートーヴェン書簡
選集 Choix des lettres de Beethoven が一九〇四年....