遺勅[語句情報] »
遺勅
「遺勅〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
遺勅の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「本朝変態葬礼史」より 著者:中山太郎
陵を起さざるは、未だ聞かざる所である』と諫諍を試みたが、遂に容れられずして上皇の
遺勅の如く、大原野西山の嶺上にて散らし奉ったとある。しかしながら藤原吉野の言った....
「三国志」より 著者:吉川英治
参ります」と、仔細を告げた。 太后も仰天されて、 「どうしてあの孔明が、先帝の
遺勅に反くようなことをもうするのであろうか」 と、自身駕を向けて、孔明に問わん....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
かったろう。 崩御の、つい前日にさえ。 西国にある皇子のおひとり懐良親王に、
遺勅を送って―― 「わがなきのちも、朝敵|掃滅のはかりをおこたるな」 と、激励....