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「邀撃〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

邀撃の前後の文節・文章を表示しています。該当する9件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
あった。付近の信者はみなそれを信じた。大地震、大風雨、大コロリ、黒船騒ぎ、大老|邀撃、それからそれへと変災椿事が打ちつづいて、人の心が落ち着かないところへ、又も....
海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
とが確実となった。 わが夜間戦闘機も盛んに攻撃している。たいがいわが家の西方で邀撃。 晴彦に「あれは危いぞ!」とこっちへ向いた一機を指した折しも、ぱらぱらと....
川中島合戦」より 著者:菊池寛
もち来る情報も入ったので、甲軍が隊を二分し、一は妻女山の背後に廻り、一は川中島に邀撃の計画であることが分ったので、我先ず先んじて出で奇襲を試みようと決心した。謙....
四条畷の戦」より 著者:菊池寛
ようだ。 次いで十一月二十六日、正行は和田助氏を先陣として住吉天王寺附近の敵を邀撃した。此の戦勝は圧倒的であり、したたかにやられた賊軍はすっかり、狼狽したらし....
小田原陣」より 著者:菊池寛
原に招集して、評議をやって居る。初めは三島から黄瀬川附近まで進撃し、遠征の敵軍を邀撃する策戦に衆議一決しようとした。此の時松田|憲秀独り不可なりと反対し、箱根の....
盈虚」より 著者:中島敦
《そこ》からは最早一歩も東へ進めないことが判った。太子の入国を拒む新衛侯の軍勢の邀撃《ようげき》に遇ったからである。戚の城に入るのでさえ、喪服をまとい父の死を哭....
空家の冒険」より 著者:ドイルアーサー・コナン
さなかった。彼は明かに驚愕した。それで更に僕は考えた。彼は早速僕を打ち取るために邀撃するであろう、――しかもそれにはかの怖るべき殺人兇器を使用するに相違ないと、....
三国志」より 著者:吉川英治
北原へ引っ返せ。――北原には、魏の大将|郭淮の城もあることゆえ、今度は見のがさず邀撃して来るに相違ない」 これはなかなか困難な作戦である。せっかく、鹵獲した木....
三国志」より 著者:吉川英治
中へ、一挙突入せんとした。 ところが、蜀軍いまだ衰えずである。蜀は、その途中に邀撃して、魏を苦戦に陥らしめた。 費※方面に蜀兵の配置が充分であったため、たち....