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邇
「邇〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
邇の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「黄村先生言行録」より 著者:太宰治
の八岐《やまた》の遠呂智《おろち》、または稲羽《いなば》の兎の皮を剥《は》ぎし和
邇《わに》なるもの、すべてこの山椒魚ではなかったかと(脱線、脱線)私は思惟《しい....
「海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
皇陛下御|宸念。忝くも金一千万円也を戦災者へ下賜せらる。 ◯賀陽宮、山階宮、東久
邇宮の三宮家も御全焼。 ◯明治神宮本殿、拝殿も焼失。千百数十発の焼夷弾のかすが発....
「神州纐纈城」より 著者:国枝史郎
国にいでましき。爾ち殿騰戸より出で迎えます時、伊邪奈岐命語りたまはく、愛しき我那
邇妹命、吾汝と作れりし国未だ作り竟らず、故れ還りたまふべしと。伊邪奈美命答へ白し....
「古事記物語」より 著者:鈴木三重吉
ご前へおいでになって、 「私たち二人に、世嗣の子供が生まれました。名前は日子番能
邇邇芸命とつけました。中つ国へくだしますには、この子がいちばんよいかと存じます」....
「愛卿伝」より 著者:田中貢太郎
至正十七年のことであった。その前年、張士誠が平江を陥れたので、江浙左丞相達織帖睦
邇が苗軍の軍師|楊完という者に檄を伝えて、江浙の参政の職を授け、それを嘉興で拒が....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
て恨《うらめ》しとなす〉とあり、『古事記』には〈その産に方《あた》っては八尋の和
邇《わに》と化りて匍匐い逶蛇《もこよ》う〉とあり、その前文に〈すべて佗国《あだし....
「霊界通信 小桜姫物語」より 著者:浅野和三郎
『自然霊』なのでございます。畏れ多くはございますが、我国の御守護神であらせられる
邇々藝命様を始め奉り、
邇々藝命様に随って降臨された天児屋根命、天太玉命などと申す....
「万葉秀歌」より 著者:斎藤茂吉
六九〕 大伴家持 大伴家持が紀女郎に贈ったもので、家持はいまだ整わない新都の久
邇京にいて、平城にいた女郎に贈ったものである。「今しらす久
邇の京に妹に逢はず久し....
「取舵」より 著者:泉鏡花
く、あるいは蒼く、濃緑に、浅葱に、朱のごとく、雪のごとく、激しく異状を示したり。
邇く水陸を画れる一帯の連山中に崛起せる、御神楽嶽飯豊山の腰を十重二十重に※れる灰....
「顎十郎捕物帳」より 著者:久生十蘭
市中に売りに来るようになった『石見銀山鼠《いわみぎんざんねずみ》とり』……石見国
邇摩郡《いわみのくににまのこおり》の石見銀山の※石《よせき》からつくった殺鼠剤《....
「東洋文化史における仏教の地位」より 著者:高楠順次郎
いて色彩も麗わしく時価も非常に高いものがある。一枚が万金以上に価する。名宝展に久
邇宮家の所蔵品が出されておりました。藤田男爵にも一枚、美術学校にも一葉あります。....
「くぐつ名義考」より 著者:喜田貞吉
彦名命の事を知っておるものが久延毘古であり、その事を大国主神に申し上げたものが多
邇具久であったという、その谷蟆とは傀儡子の事ではなかろうかというのであった。すな....
「良寛様の書」より 著者:北大路魯山人
い。 恐れ多い話ではあるが、書道においても一世の卓抜的大家であらせられた、故久
邇宮邦彦王殿下に対し奉り、ある時のこと、御用係某は、殿下御染筆の数々のうち取り分....
「古事記」より 著者:武田祐吉
賣碁曾の社 出石の大神 天降 伊耶那岐の命 菩比の神 天若日子 建御雷の神
邇々藝の命 神教 天の神の教 雉子 事代主の神 熊野の高倉下 八咫烏 弊羅....
「古事記」より 著者:太安万侶
てお生みになつた御子はミマキイリ彦イニヱの命とミマツ姫の命とのお二方です。また丸
邇《わに》の臣の祖先のヒコクニオケツの命の妹のオケツ姫の命と結婚してお生みになつ....