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「那落〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

那落の前後の文節・文章を表示しています。該当する2件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
天主閣の音」より 著者:国枝史郎
え。さっさと這入っていらっしゃい。が門からは這入れねえ。門へ障ったら龕燈返しだ。那落の底へお陀仏だ。壁だ壁だ壁から這入りねえ。ようがすかい、向って右だ。その壁へ....
悟浄出世」より 著者:中島敦
は今その渦巻の一歩手前で、ためらっているのだな。一歩渦巻にまき込まれてしまえば、那落《ならく》までは一息。その途中に思索や反省や低徊《ていかい》のひまはない。臆....