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邦画
「邦画〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
邦画の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「映画時代」より 著者:寺田寅彦
のであるが、これはやむを得ないことかもしれない。 これに比べて現代を取り扱った
邦画はいくらか有利な地位にある。前記第一の点の不自然さから免れやすく、第四のセッ....
「知と疑い」より 著者:寺田寅彦
然その物から確実の知識を得ようとする人はさらにさらにまた少ないのである。 古来
邦画家は先人の画風を追従するにとどまって新機軸を出す人は誠に寥々たる晨星のごとき....
「江戸芸術論」より 著者:永井荷風
法式より超越せんとする所あり。されば宋元《そうげん》以後の禅味を以て独《ひとり》
邦画の真髄と断定せる一部の日本鑑賞家の北斎を好まざるはけだしやむをえざるなり。こ....
「画」より 著者:正岡子規
○十年ほど前に僕は日本画崇拝者で西洋画排斥者であった。その頃|為山《いざん》君と
邦画洋画優劣論をやったが僕はなかなか負けたつもりではなかった。最後に為山君が日本....
「宮本武蔵」より 著者:吉川英治
画に眼をひらき出したのは。 北宋、南宋の稀品。また、東山|殿あたりからの名匠の
邦画。それから現代画として行われている山楽だの友松だの狩野家の人々の作品など、折....