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邨
「邨〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
邨の前後の文節・文章を表示しています。該当する10件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い：新字新仮名]
「みみずのたはこと」より 著者:徳冨健次郎
のウエンシリ山をつい鼻のさき見る。小机一つ火の気の少ない箱火鉢一つ。床には小杉榲
邨の「淡きもの味はへよとの親こゝろ共にしのびて昔かたらふ」と書いた幅を掛けてある....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
記』を引いていわく、黄※湖に蜃（上に出た通り竜の属）あって常に呂湖の蜃と闘う、近
邨《きんそん》で善く射る勇士程霊銑方へ蜃が道人に化けて来ていう、われ呂湖の蜃に厄....
「我が人生観」より 著者:坂口安吾
たのであろう。 この怖ろしい事実が判明したとき、私はふと、私の義兄である村山紅
邨という、越後山中の造り酒屋の主人公の歌人のことを考えた。彼はその山中に六百年ほ....
「三人の師」より 著者:上村松園
僊 西山翠嶂 西村五雲 石崎光瑤 徳岡神泉 小野竹喬 金島桂華 加藤英舟 池田遙
邨 八田高容 森 月城 大村広陽 神原苔山 東原方僊 三木翠山 山本紅雲 「栖鳳....
「明治哲学界の回顧」より 著者:井上哲次郎
斎、川田甕江、大槻磐渓、鷲津毅堂、岡松甕谷、阪谷朗廬、根本通明、竹添井々、島田篁
邨、三島中洲などもおったが、その他幾多相当の儒者が生存しておったから直接間接種々....
「鴎外博士の追憶」より 著者:内田魯庵
ったが、鴎外が死んでしまったのでその希望も空しくなった。これは数年前、故｜和田雲
邨翁が新収｜稀覯書の展覧を兼ねて少数知人を招宴した時の食卓での対談であった。これ....
「北穂天狗の思い出」より 著者:上村松園
東京からはよく絵かきさんが来る」とか「京都の方からもいろんな人が来るし、宇田｜荻
邨さんや中村岳陵さんなぞも来たことがある」などとなかなかよく知っている。山道には....
「随筆 新平家」より 著者:吉川英治
七百年の空間を超えて、ぼくらに時を忘れさせてしまう。 「あ、これですね。前田｜青
邨氏が賞めておられた卯ノ花縅しは」と、嘉治さんは杉本画伯と共に鎧の前にたたずむこ....
「落日の荘厳に似る」より 著者:吉川英治
慨嘆も聞けない。 日本画壇はこれで一応の一と時代をはっきり過ごした。靫彦氏や青
邨氏らの感慨もどれほどかと思いやられる。だが日本美術院の光彩は画史上に永遠な業蹟....
「魯迅さん」より 著者:内山完造
っていたのは百九です。 魯迅さんは私のところへ、ほとんど毎日来てました。大陸新
邨に住居が変って、部屋が狭いものだから別のところに書斎を借りており、そこに毎日い....