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「郎女〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

郎女の前後の文節・文章を表示しています。該当する13件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
右門捕物帖 三十番手柄 帯解け仏法」より 著者:山中貞雄
山路ふみ子 兄伊吉 市川寿三郎 生島屋太郎左衛門 玉島愛造 敬四郎女房 お兼 別府花子 生島屋の娘 お類 泉 清子 敬四郎乾分 松公 ....
古事記物語」より 著者:鈴木三重吉
までお出かけになったことがありました。 そのおるすの間、天皇のおそばには八田若郎女という女官がお仕え申しておりました。 皇后はまもなく御綱柏の葉をお船につん....
死者の書」より 著者:折口信夫
一時の騒擾から、元の緘黙に戻ってしまった。 こう。こう。お出でなされ。藤原|南家郎女の御魂。 こんな奥山に、迷うて居るものではない。早く、もとの身に戻れ。こう ....
大和路・信濃路」より 著者:堀辰雄
は美しいね。僕はあそこを読んでからは女の手らしい古い写経を見るごとに、あの藤原の郎女《いらつめ》の気高くやつれた容子《ようす》をおもい出して、何んとなくなつかし....
万葉秀歌」より 著者:斎藤茂吉
越え往かむ」(同・三七二二)とあるのは、この憶良の歌の模倣である。なお、大伴坂上郎女の歌に、「ひさかたの天の露霜置きにけり宅なる人も待ち恋ひぬらむ」(巻四・六五....
最古日本の女性生活の根柢」より 著者:折口信夫
泳の道を知りませんから」というのである。 おなじ天皇が、日本武尊らの母|印南大郎女(播磨風土記)の許に行かれた際、大郎女は逃げて逃げて、加古川の川口の印南都麻....
丹下左膳」より 著者:林不忘
い調子で富五郎が答えている時に、ちょうど露地づたいに近所の風呂から帰って来た富五郎女房のおしん、何ごころなく裏口からあがろうとすると、誰やら客らしい声がいやにし....
獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
もあんな騒ぎを演じましたから、とてもあぶないのね。けさ七時半の汽車で、父さんと太郎女中さん安積へ出発しました。うちでは今健之助が百日咳でどこへも出られず、太郎の....
夢は呼び交す」より 著者:蒲原有明
う。 生命は滞るところなく流動する。創造の華が枯木にも咲くのである。藤原南家の郎女が藕糸を績いで織った曼陀羅から光明が泉のように涌きあがると見られる暁が来る。....
山越しの阿弥陀像の画因」より 著者:折口信夫
ようとするつもりでもなければ、また私の書き物に出て来る「死者」の俤が、藤原|南家郎女の目に、阿弥陀仏とも言うべき端厳微妙な姿と現じたと言う空想の拠り所を、聖衆来....
古寺巡礼」より 著者:和辻哲郎
を恋している、あなたがわたしを恋するというのは口先の気休めに過ぎぬという大伴坂上郎女の恨みも、そこから解せられなくてはなるまい。男の恋が女よりも自由であったとす....
古事記」より 著者:武田祐吉
那岐の命 木の花のさくや姫 美夜受比賣 蟹の歌 髮長比賣 吉備の黒日賣 八田の若郎女 木梨の輕の太子 妻爭い 大國主の神 伊豆志袁登賣 女鳥の王 歌垣 嫉妬....
古事記」より 著者:太安万侶
次にムロビコの王は若狹の耳の別の祖先です。そのミチノウシの王が丹波の河上のマスの郎女《いらつめ》と結婚して生んだ子はヒバス姫の命・マトノ姫の命・オト姫の命・ミカ....