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「郎子〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

郎子の前後の文節・文章を表示しています。該当する11件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
本州横断 癇癪徒歩旅行」より 著者:押川春浪
》も食われぬ不味《まず》さであるが、腹が減っているので食うわ食うわ。水中の津川五郎子八杯、未醒子七杯、髯将軍と吾輩六杯、その他平均五杯ずつ、合計約五十杯、さしも....
山羊髯編輯長」より 著者:夢野久作
います」 「あ……そうですか」 やっとわかった。安島二郎というのは当主、安島一郎子爵の弟で、現在、鎮西電力会社の重役をしている。有名な道楽者だ。兄の炭坑王の家....
天主閣の音」より 著者:国枝史郎
祭事此時より盛んなり」 「とみに城下は歌吹海となり、諸人昼夜の別無く芝居桟敷へ野郎子供を呼び、酒盛に追々遊女もつれ行き、寒中大晦日も忘れて遊びを事とす」 云々....
流行暗殺節」より 著者:佐々木味津三
る陰謀血盟団が先ず徐々に動き出した。 五人は、その大楽源太郎の命をうけた、源太郎子飼いの壮士たちだった。 隊長は、神代直人、副長格は小久保|薫、それに市原小....
古事記物語」より 著者:鈴木三重吉
天皇は、この美しい矢河枝媛を、後にお妃にお召しになりました。このお妃から、宇治若郎子とおっしゃる皇子がお生まれになりました。 天皇には、すべてで、皇子が十一人....
敵討札所の霊験」より 著者:三遊亭円朝
しまい」 梅「あれ昔の事を云っては困りますね、年の往かない中は下らないもので、女郎子供とは宜く云ったもので、冥利が悪いことで、その冥利で今は斯うやって斯う云う処....
政治家と家庭」より 著者:太宰治
頭の禿げた善良そうな記者君が何度も来て、書け書け、と頭の汗を拭きながらおっしゃるので、書きます。 佐倉宗五郎子別れの場、という芝居があります。ととさまえのう、と泣いて慕う子を振り切って、....
紫大納言」より 著者:坂口安吾
飛び交うばかりであった。 恋のほかには余分の思案というものもない平安京の多感な郎子であったけれども、佳人のもとへ通う夜道の危なさには、粋一念の心掛けも、見栄の....
火葬と大蔵」より 著者:喜田貞吉
我が国上古より山陵を起さざるは、未だ聞かざる所なり。 とある。宇治稚彦皇子とは稚郎子皇子の事であろう。皇子薨じて宇治山上に葬るとは日本紀にあるが、散骨の事は記紀....
古事記」より 著者:武田祐吉
の神 海幸と山幸 大山守の命 秋山の下氷壯夫 兄弟の國讓 神八井耳の命 兎道の稚郎子 仁賢天皇 頌徳 初國知らし御眞木の天皇 聖帝の御世 雁の卵 國土 ....
古事記」より 著者:太安万侶
ミの女のミヤヌシヤガハエ姫と結婚してお生《う》みになつた御子《みこ》は、ウヂの若郎子《わきいらつこ》・ヤタの若郎女《わきいらつめ》・メトリの王のお三方です。また....