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部民
「部民〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
部民の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「十二支考」より 著者:南方熊楠
士「支那および韓国の去勢について」)。さて緊那羅も本《もと》馬芸や歌舞を業とした
部民で、その女が自分らより優等な乾闥婆部に娶《めと》らるるを、あたかも乾闥婆部の....
「社会時評」より 著者:戸坂潤
ったか陸軍側の論告求刑の日である八月十四日に先立ち、大審院に林検事総長を訪い、軍
部民間の五・一五被告全部に対する論告求刑に就いて協議を遂げ、その結果陸軍側の論告....
「植物一日一題」より 著者:牧野富太郎
晒白して貯蔵する事あり。現今みるを食用に供する事多からざれども、延喜式巻第二十三
部民部下交易雑物伊勢国海松五十斤参河国海松一百斤紀伊国海松四十斤、同書巻第二十四....
「間人考」より 著者:喜田貞吉
ん。)かくてこの御名の間人は、御乳母の姓なり。(下略) とある。すなわち土器製作
部民の称と解しておられるのである。しかるに故栗田寛先生はこの説を採らず、その新撰....
「京都の朝市」より 著者:柳宗悦
執行に及んで、家庭の紛擾も、めでたくけりがついたことがある。是等の布類も、今は全
部民芸館に納めてある。 朝市のこととて、何でもかでも売るのであるから、もとより....
「山の人生」より 著者:柳田国男
磨の此地方に於て、川上より菜の葉の流れ下るを見て民住むと知り、求め出し之を領して
部民と為す云々」とあって、或いはその御世から引続いて、同じ者の末であったかも知れ....
「賤民概説」より 著者:喜田貞吉
というようなことも無いではなかったが、それも雄略天皇の十五年に解放せられて秦造の
部民となった。されば少くも歴史時代における実際には、犯罪者或いはその一族の官没せ....
「俗法師考」より 著者:喜田貞吉
試みに室町時代以前の史料から、サンジョに関するものを拾い集めてみよう。 一種の
部民としてのサンジョの名は、すでに平安朝時代からしてものにみえている。永承三年の....