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「郵便船〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

郵便船の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
つれて、くりかえしの必要のへってゆくことも面白いと思います。 この手紙、まるで郵便船でも出るように、いそいで終って速達にいたします、二十八日に間に合わないとい....
海豹島」より 著者:久生十蘭
先立ち、諸設備の完成を見届けるため、部下の技手を一名従え、三月上旬、その年最初の郵便船に便乗し、泛氷《はんひょう》の危険をおかして海豹島に赴くことになった。開所....
ノンシャラン道中記」より 著者:久生十蘭
、海老の刺身で一杯飲めるのと、いわでもよい法螺《ほら》を絵葉書の裏にぬたくって、郵便船《バケボ・ポスト》に托したのはつい昨日《きのう》のこと。見ると聞くとは大違....
咸臨丸その他」より 著者:服部之総
慶応三年正月二十三日に横浜を出帆して……この時にはアメリカと日本との間に太平洋の郵便船が始めて開通したその後で、第一着に日本に来たのが、“コロラド”という船で、....