鄙陋[語句情報] » 鄙陋

「鄙陋〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

鄙陋の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
業平文治漂流奇談」より 著者:三遊亭円朝
ぞ》此方《こっち》へ這入って下さい、此の通り今稽古を仕舞って一杯初めた処で、甚だ鄙陋《びろう》な体裁《ていさい》で居《お》るが、どうぞ無礼の処はお許し下すって、....
不審庵」より 著者:太宰治
修め、主客応酬の式|頗る簡易にしてしかもなお雅致を存し、富貴も驕奢に流れず貧賤も鄙陋に陥らず、おのおの其分に応じて楽しみを尽すを以て極意となすが如きものなれば、....
新女大学」より 著者:福沢諭吉
如何に教育せられて如何に書を読み如何に博学多才なるも、其気品高からずして仮初にも鄙陋不品行の風あらんには、淑女の本領は既に消滅したりと言う可し。我輩が茲《ここ》....
日本男子論」より 著者:福沢諭吉
苦しく聞き苦しきものは十中の七、八なるべし。畢竟《ひっきょう》我が人文のなお未だ鄙陋《ひろう》を免れざるの証として見るべきものなり。然《しか》り而《しこう》して....