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酌取り
「酌取り〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
酌取りの前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「家」より 著者:島崎藤村
たることより生の目に触れ、一方には君の御境遇をも審にし、一方には……妻の心情をも
酌取りし次第に候……」 お雪は耳の根元までも紅く成った。まだ世帯慣れない手で顔....
「石狩川」より 著者:本庄陸男
がえして座のなかにいざり出たお小姓は、殿の盃を順次に家臣の前に据えるのであった。
酌取りの小間使は、ひきずるような紋服の裾《すそ》をさばいてそのものに蹤《つ》いた....
「二都物語」より 著者:佐々木直次郎
は特にロリー氏のために葡萄酒を持って行った。彼女は、しばらく前から、ロリー氏のお
酌取りの役を引受けていたのだ。そして、皆が篠懸の樹の下に腰掛けて話している間も、....