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配本
「配本〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
配本の前後の文節・文章を表示しています。該当する9件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「分配」より 著者:島崎藤村
約束のものを届ける。特製何部。並製何部。この印税一割二分。そのうち社預かり第五回
配本の分まで三分。こうした報告が社の会計から、すでに私の手もとへ届くようになった....
「翻訳の価値」より 著者:宮本百合子
ら河出書房版、新世界文学全集第十一巻、シチェードリンの「ゴロヴリョフ家の人々」が
配本されて来て、非常に興味をひかれ、今三分の二ほどよみ進んでいる。 この小説の....
「小林多喜二の今日における意義」より 著者:宮本百合子
小林多喜二全集第一回
配本を手にしたすべての人々が、まず感じたことは何だったろう。これで、いよいよ小林....
「科学論」より 著者:戸坂潤
くして機会を得なかったものも多い。 一九三五・一〇 東京 戸坂潤 第二回の予約
配本になるのを機会に、少なからぬ誤植を訂正して、再版の体裁にすることにした。出来....
「日本イデオロギー論」より 著者:戸坂潤
部分が「形而上学序説」の意味を有つことが出来るのである(岩波講座『哲学』第十四回
配本参照)。で西田哲学はブルジョアジーにとって全く有難い精神的供物でなければなる....
「平野義太郎宛書簡」より 著者:野呂栄太郎
上ぐべきところ延引|仕《つかまつ》り何とも申訳ございません。御蔭でいよいよ第一回
配本を了したこと喜びと感謝にたえません。 井汲、逸見両兄の方へは督促の手紙を出し....
「平野義太郎宛書簡」より 著者:野呂栄太郎
私担当分の講座原稿は一応の準備ができておりますから臥床《がしょう》中執筆、第六回
配本に間に合わすよういたします。 なお帯刀貞代氏(旧姓織本氏)から同封のような御....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
と云ったが)一寸手に入らないので、改めて古本屋にたのむことにいたします。三笠のは
配本を中絶したので大変おそくなってしまいましたが、古いのお送りいたします。 今....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
ですって。皆がそういうそうです。三千だけ刷ったが、第二日でもう千部刷るという話が
配本の方から出ている由、まだわかりませんが。本のつくりかた雑なのよ、ですからすこ....