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酒友
「酒友〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
酒友の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「酒友」より 著者:田中貢太郎
おかしいと思って枕頭の瓶の酒を見ると空になっていた。車は笑って、 「こいつは俺の
酒友だな」 と言ったが、びっくりさすに忍びないから、蒲団をかけてやって、自分も....
「明日は天気になれ」より 著者:坂口安吾
い。人間はケンタンでなければならないと痛感したのである。 私が今までつきあった
酒友を通観して、全体的に酒豪が多いと思うのは、力士と海軍々人である。同じ軍人でも....
「たぬき汁」より 著者:佐藤垢石
町の去る割烹店へ提げ込んだ。そこの主人が、料理に秘術を尽くすということであった。
酒友数人のほかに、所謂食通と称する人物と、東京で代表的な料理人といわれる連中四、....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
かがめながら、後醍醐とその武士とが、襟くびに手と手を絡ませあい、あだかも、日頃の
酒友か何ぞのように、 「愛い奴。あははは」 「愛い君。ははは」 と、共に酔歩を....