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「酒泉〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

酒泉の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
十二支考」より 著者:南方熊楠
といいながら前《すす》み来て、この地に福がない、君の子孫は西涼の王となるはず故|酒泉《しゅせん》に遷都せよと勧めて去った、すなわち酒泉に奠都《てんと》し西涼国を....
李陵」より 著者:中島敦
天漢二年夏五月、――匈奴《きょうど》の侵略に先立って、弐師将軍が三万騎に将として酒泉《しゅせん》を出た。しきりに西辺を窺《うかが》う匈奴の右賢王《うけんおう》を....
十二支考」より 著者:南方熊楠
べき物なりと、熊野にも稀《まれ》にありと聞けど海外に似た例をまだ承らぬが、予の「酒泉の話」(大正六年『日本及日本人』春季拡大号)に述べた通り、樹竹の幹などに人手....
三国志」より 著者:吉川英治
るがよい」と、席をゆるした。 やがて、嚠喨たる奏楽と共に、盛宴の帳は開かれた。酒泉を汲みあう客たちの瑠璃杯に、薫々の夜虹は堂中の歓語笑声をつらぬいて、座上はよ....