» 酔ひ

「酔ひ〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

酔ひの前後の文節・文章を表示しています。該当する14件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
チベット旅行記」より 著者:河口慧海
が一緒に参りました。で、その間に一首の狂歌が浮びました。 酒飲まで旅のなやみに酔ひにける ビールガンジの冬の夕暮 その派出所とビールガンジの間は僅....
探偵の巻」より 著者:坂口安吾
る姿に悲嘆にくれ、酒だ酒だと、その晩はまんまと不良少女の肴になり終つて、やけ酒に酔ひつぶれた次第であつた。 俄探偵の口ほどもない無能ぶりに呆れ果てたのが食堂の....
ちかごろの酒の話」より 著者:坂口安吾
、そしたら私も気をつける。まつたく東京新聞は私のメチル検査器だ。 あるとき私は酔ひつぶれて東京新聞のヨリタカ君のところへ泊つたことがある。私は未明に起きて、彼....
母の上京」より 著者:坂口安吾
だけで相当の金にはなるので、こまめに足を動かせば、昔のやうにはいかないが、時々は酔ひつぶれるぐらゐのことはできた。金廻りが悪くなると却つてオコノミ焼の母娘やヒロ....
酒渇記」より 著者:佐藤垢石
――南海に虫ありて骨なし、名づけて泥といふ。水中に在れば則ち活き、水を失へば則ち酔ひて一堆の泥の如し――と書いてあるが、この虫は岡へ上がった河童と同じように、水....
ヒウザン会とパンの会」より 著者:高村光太郎
だった。当時は又短歌もやっていたが かの雲をわれは好むと書きをへしボードレールが酔ひざめの顔 などという歌が出来た。 一にも二にもお梅さんだから、お梅さんが他....
雑信(二)」より 著者:種田山頭火
ばづれのステヽコ踊る 旅籠屋の二階にまろび一枚の新聞よみて一夜をあかす 酒飲めど酔ひえぬ人はたゞ一人欄干つかみて遠き雲みる 酔覚の水飲む如く一人《いちにん》に足....
田舎教師」より 著者:田山花袋
はまた、野に霜|結んで枯るるごと、 卿等の声はまた立たず。 何んぞや一|婦の痴に酔ひて、 俗の香巷に狂ふ。 あゝ止みなんか、また前日の意気なきや。 終に止みなん....
詩の原理」より 著者:萩原朔太郎
さしの》を七行く少女ども、誰おし巻かむ。 すずこりが醸《か》みし酒《みき》に我れ酔ひにけり、ことなぐし、ゑぐしに我れ酔ひにけり。 尾張にただに向へる一つ松、人に....
国語音韻の変遷」より 著者:橋本進吉
弟《オトヒト》」がオトウト、「夫《ヲヒト》」がヲウト、「喚ばひて」がヨバウテ、「酔ひて」がヱウテなど)ク→ウ(「格子《カクシ》」がカウシ、「口惜しく」がクチヲシ....
樋口一葉」より 著者:長谷川時雨
守りて百年《ももとせ》いたづらぶしのたぐひ、いづれか哀れならざるべき、されど恋に酔ひ恋に狂ひ、この恋の夢さめざらんなかなかこの夢のうちに死なんとぞ願ふめる、おも....
木綿以前の事」より 著者:柳田国男
の晴の御式にも女性がこれに参加し、単に盃酌の間に給仕するのみならず、「ワタクシも酔ひまゐらす」ということが、その人々の日記には見えている。酒は刀自の管理に属し、....
白くれない」より 著者:夢野久作
栄燿、正に思ひのまゝなるべしと、言葉をつくして説き勧むるに、われ、香煙の芳香にや酔ひたりけむ。一議に及ばず承引きつ。其夜は其の花畑の下なる怪しき土室にて雲烟、恍....
ドグラ・マグラ」より 著者:夢野久作
ちにして雲井喜三郎は満面に朱を注ぎつ。おのれ口の横さまに裂けたる雑言哉。此間こそ酔ひ痴れて不覚をも取りたれ、今日は吾が刀の錆までもあるまじ。かゝれや物共、相手は....