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酔臥
「酔臥〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
酔臥の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「ドグラ・マグラ」より 著者:夢野久作
同教授の発狂を疑いつつ顔を見合わせつつ震え上ったという。
鼾声雷の如く
酔臥して後行衛を晦ます
正木博士は総長室を出ると無責任にも死傷せる患者を医員....
「暗黒公使」より 著者:夢野久作
黒人の奴隷を材料として研究したところによりますとアルコール中毒者、又は、飲酒して
酔臥したものに注射した場合には、五分間後に確実な全神経の痲痺を起し、同時に全筋肉....
「S岬西洋婦人絞殺事件」より 著者:夢野久作
中学生の話の通りに岩山を越えてロスコー家に忍び寄り、先ず電話線と呼鈴線を切断し、
酔臥している東作を麻酔にかけ初めたが、案外麻酔が利かないのに驚いた。持って来たエ....
「紅玉」より 著者:泉鏡花
またその骨の肉汁の旨さはよ。(身震いする。) 一の烏 (聞く半ばより、じろじろと
酔臥したる画工を見ており)おふた、お二どの。 二の烏 あい。 三の烏 あい、と吐....
「鳴雪自叙伝」より 著者:内藤鳴雪
し腹を痛めた。この立て場は往年筑波山の落人で有名なる藤田小四郎が休息して、『将軍
酔臥未全醒』、と詠じて壁に記したとの言伝えがあるが、それは後に聞いたので、私は見....