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「酥〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

酥の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
虎媛」より 著者:田中貢太郎
物の中へ毒を入れて待っていた。何も知らない焦生は、窈娘の室へ来て見ると、旨そうな酪があるので口にしようとした。窈娘は急いでその手をおさえた。 「すこし待ってく....
十二支考」より 著者:南方熊楠
に治めらるる国民全体までも、両舌の心性を伝染したのだ。『大摩里支菩薩経』に、〈※枳竜口より二舌|出《い》づ、身弦線のごとし〉とあるのは、トラクオトなどより転出....
十二支考」より 著者:南方熊楠
もない間は動かず、定《じょう》の力で身体壊れず、かく久しく断食した人が定を出たら油《そゆ》を注いで全身を潤《うるお》し、さて※稚を鳴らして寤《さ》ますがよいと....
十二支考」より 著者:南方熊楠
て妻が子に食を与え隣家へ舂《うす》つきに往くとて、子を伴れ行くを忘れた。子の口が酪《そらく》で香《にお》うを嗅《か》ぎ付けて、毒蛇来り殺しに掛かる。那倶羅の子....
十二支考」より 著者:南方熊楠
して軟温新剥鶏頭肉というと、傍に在《い》た安禄山《あんろくざん》が潤滑なお塞上の《そ》のごとしと答えた。プリニウス説にロネス島のリンドスなるミネルヴァ神廟にエ....
香熊」より 著者:佐藤垢石
かと期待していたのだ。熊掌料理は支那の料理書によると豹胎、鯉尾、龍肝、鳳髓鶚炙、酪蝉、狸唇の七種を加えて周の八珍と称しているが、その料理法について木下謙次郎は....