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「醇美〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

醇美の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
みみずのたはこと」より 著者:徳冨健次郎
言を漏らしたと云って、痛恨して居る。若し其れをだに白璧の微瑕と見るなら、其白璧の醇美は如何であろう。彼の様な汚穢な心と獣的行の者は慙死しなければならぬ。 ....
わが童心」より 著者:佐藤垢石
強さは、言葉ではいい現わせぬものがある。日本の国土全体を愛する執念と共に、我々は醇美なる故郷の自然に陶酔しているのである。されば、我々は故郷の山川草木にも、強く....
孔子」より 著者:和辻哲郎
詩文に対して、明は『水滸伝』、『西遊記』、『金瓶梅』のごときを特徴とする。唐宋の醇美な彫刻絵画に対して、明は宣徳・嘉靖・万暦の陶瓷、剔紅、填漆の類を特徴とする。....
古寺巡礼」より 著者:和辻哲郎
がなく、あらっぽい。問答師作の竜王像がわれわれに期待させる光明后の面影は、もっと醇美なものでなくてはならない。だからこの十一面観音が貞観時代の作であって光明后を....